DeNA問題に見る誰もがやりかねない危ういサイト運営

DeNAのキュレーションサイト閉鎖問題が社会的な大問題になっている。

キュレーションサイトとは、インターネットで情報を収集して、キュレーターの価値観で情報をまとめていくサイトのこと。ようは、「まとめサイト」と呼ばれるものだ。

このサイトを作成する目的は、大量のコンテンツを役立つ情報をして読者に提供すること。そして、SEO対策を施すことでアクセス数を稼ぎ、広告による収益を得るビジネスモデルだ。当然、アクセス数が増えれば、それだけ広告効果が高くなるため収益増も見込めるというわけ。

今回のDeNA事件では、医療系情報サイトWelqを始め、姉妹サイトを含む8サイトが閉鎖された。

問題は、「著作権違反」が多数あったこと。ようするに、コピー&ペースト(通称コピペ)と呼ばれる手法で、記事の多くが構成されて書かれていたという実態だ。

こんにちは、ご無沙汰しております。傍嶋恵子です。
今回は、著作権について大切なことをお話します。

冒頭のDeNA問題の実態を知れば知るほど、不愉快になります。どうしても書かずにはいられません。

この問題は闇がかなり深く、まだこの時点では真相は解明されていないところがる。

問題は、「著作権違反」が多数あったこと。

もはやネットでコピペは、誰もが何気にしちゃいそうなことだ。

個人のブログぐらいではわからないと思われがちだが、今回の事件は、「やっぱりバレる」ということを浮き彫りにした。

このサイトの最大の失敗は、そういった記事の確認・監修がされていなかったこと。

DeNAという大企業の事業だけに規模も大きい。9つのサイトの含まれるMERYというサイトでは、約8%の13万記事が該当したというから驚きである。

これだけ影響力のあるメディアは読まれる率は当然高い。同時に、検索によって得た知識によって、実際の健康被害も出ているという。結局、不確かな記事を鵜呑みにしたばかりにこのようになってしまうのだが、読者を責めることなどできない。問題は、公衆に対して適当な情報を流す側が悪いのだ。

過去にもテレビでもヤラセ問題があったが、それと同じ。適当な情報を流されたらこっちはたまったものじゃないし、やはりヤラセなどに怒りを感じる人も多い。

それと同じである。

さらに、これらのサイトの作り方がずさんなのだ。

外部ライターへの執筆マニュアルには他のサイトから情報をコピペし、それを元の文章がわからないように書き換えるというニュアンスが含まれた記述が存在したということだ。

すでにこの時点で、記事の作り方としては、最悪なやり方をしていたのだ。

そして、これを担当する外部ライターの実態は、クラウドソーシングでライター登録しているライターが主。1文字0.5円程度の報酬で、ライティングではなく、コピペして編集という作業を強いられていたというわけだ。

こんなのはライティングとは言わずにで、できれば他の言葉を使って欲しいし、Webライターなどという言葉すら使って欲しくない。

ただ、誤解のないように言うが、関わったライターには全く罪はない。彼らは言われたままの仕事をこなしたに過ぎない。内職程度の報酬にしかならない状態でだ。

結局、サイトのコンテンツ制作はとことんお金をかけずにやって、自分たちはSEO対策にお金をかけ、広告収入で膨大な収益を得る、という悪徳業者そのものである。

そして、根本的に問題なのが、著作権侵害なのだ。

著作権について、しっかりとした知識を持ち合わせている人は少ない。ほとんどの人は、言葉こそ聞いたことがあるが、実際にそこにどれだけ敏感かといえばほとんどの人はわかっていない。

なぜならば、私の周囲でも、「自分のブログに他のところからコピーした言葉を持ってきてもいいんですよね」と問われるからだ。インターネット業界や出版業界など、コンテンツを扱う仕事をしていなければ、ほとんど意識しなくてそうなっても当然なのかもしれない。

で、著作権。これは、文章を書いた人にはすべて著作権が発生することを知っておきたい。これは、知的財産権の一つで、個々のオリジナルな表現を守るための法律なのだ。文章も写真もイラストも、創作物にはすべて著作権が発生する。

また、他の著作者の文章の一部を引用することがあるが、著作権法では、引用は、引用元を明記することと、引用元の文章は一字一句変えてはならないという決まりがある。

つまり、今回のDeNAの記事は、これらの著作権を大いに侵害しているということなのだ。前述したように、他のサイトをコピペするという指示が執筆マニュアルに書いてあるのだから、もうその時点でおかしいはずである。

ただ1つ言えることは、この事件によって、情報メディアの危うさが浮き彫りになっただろう。そして、これは個人であっても、企業であっても、誰もが犯しがちな方法でもあるのだ。

だからこそ、気をつけたい。

では、どうすればいいのか。

  • 自分や会社の身を守るならば、まず著作権に関して正しい知識を身につけること。
  • 文章が書けるように文章を学ぶ、

ことが求められる。

これからの時代は、起業家だろうと、経営者だろうと、自分の思考を言語化する力がなければ乗り越えていけない。特に、真剣にビジネスを考える人はおろそかにしてはいけない。

また、インターネットに情報をアップするということは、公共メデイアへ発信すること。

であれば、記載する情報の裏付けは取りたい。曖昧なことを書いてはいけないのだ。

こうやって考えるとわかりやすい。

毎朝届く新聞に、信憑性の低い、疑いたくなるような内容の記事ばかりが掲載されていたらどうだろうか。読者は怒るはずである。Webに情報を発信するということは、これと同じことだと言えるのだ。

とにもかくにも、著作権問題はそれぞれが意識て守って欲しい。

くどいようだが、他人のサイトからコピペはだめだ。他のサイトを参考にするのはいい。それを自分の中に落とし込んで理解し、自分の言葉で書くことが本当に大切なのだ。

よく知っておくといい。アクセス数が少ないサイトやブログだからといって。コピペしたものが誰にもわからないといったら大間違いなのだ。検索ロボットがくまなく検索するので、検索結果の上位には表示されなくても、同じ言葉で検索された一発で検索結果に表示されるはずだ。

「適当」なやりかたは、今の時代は簡単に露出するから気をつけよう。


さて、久しぶりのこのサイト、近日中に大リニューアルします。

また、「デジタル時代の強みを活かす起業の”キ”」というステップメールを準備中です。

私の得意とするところは、「才能を言語化すること」。

Webサイトにしろ、ブログにしろ、あなたの起業商品にしろ、あなたにふさわしい形を一緒に考えアドバイスするコンサルティングメニューも準備中です。

大きく変わります。

 

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